okaweb「Webデザインシンキングセミナー in 岡山」にフォローアップ参加したよ!
4/21(土)に開催された第45回 岡山WEBクリエイターズ「Webデザインシンキングセミナー in 岡山」。今回は興味があるのに参加が難しかったので、初めてフォローアップ参加しました!
フォローアップ参加:開催後日、スライド、音声、動画をメール配信
写真:イメージフォト 田中 秀和さん
Webサイトをデザインする前に考える事
写真:イメージフォト 田中 秀和さん
(受講者すごい人数ですね!)
Webサイトをデザインする前には
- そのサイトを利用する人がどういう人で、何を望んできているか?
- どうしたら使いやすいか?
を考える必要があります。なぜそれらを考える必要があるのか?それらを具体的に考えて形をするにはどうしたら良いか?ということをとても分かりやすくお教えくださいました。
ご紹介いただいたたくさんの具体的な実践方法。中でも心に残ったのは下記の点です。
- サイトを作るときに、競合他社のサイトを観察するときにそのサイトがどんな構造か?をよく観察する。
- 競合他社のサイト(利便性考えて設計)を自分も使ってみれば、ユーザー体験を疑似体験することができる。
- そのときのもっとこうしたら良い…ここが使いづらい…という気付きを自分のサイトに落とし込むと良い。
- ユーザーだけでなく運用を考えて設計する。サイトオーナーが自分で使える、売り上げをあげるための施作を実現できる管理画面にする。
- クライアントからヒアリングした情報が全てではない。相手がどんな立場かも考慮して設計を考える。
また、良いデザインをするためのアドバイスで
自分が作るだけでなく、人が作っているのを見る、目に触れるものなぜそれがそうなっている?と考える。頭を使って手を動かす。デザインの議論をする。
という言葉が非常に印象的でした。
そういえば、デザインを学ぶことはあっても人と議論をした経験はありませんでした。なかなか身近にそういう話ができる相手もいないので、まずは自分の中で議論のように考えを深める訓練をしていくとと良いなと思いました。もし、デザインの議論をしたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒にしてください^^
「素人っぽい」を脱するデザインテクニック
写真:イメージフォト 田中 秀和さん
(ご結婚おめでとうございます!)
『センスは知識』。先天的なものでなく、学習することで誰でも良いデザインをすることになる…!ではどうしたら良いのか?そのテクニックを実践例を交えてお教えいただきました。
レイアウトや配色の基本ルールなどは学んだつもりではいましたが、やはり例を見ながら、ビフォーアフターを比べながら説明していただくと、とても納得が行きました。
また、
『理由があってデザインをかえるなら大胆に!』
『デザインの核になる部分はどこか?それを探り、大胆に打ち出す。』
というお言葉がとても印象的でした。ルールにしたがって小さく収まるのではなく、ルールにしたがって差をつけていくことで、メッセージが伝わる、見た人を動かす、誰にでも分かりやすいデザインになるということが分かりました。
目立たせたいものの形を変える、物足りない場合はパターンを足してみる、文字に関する具体的な設定値など、すぐに見直したり取り入れられるテクニックも満載でした。
トークセッション
写真:イメージフォト 田中 秀和さん
トークの中で、Manaさんの海外で働かれた経験に話が及び、『知識や技術は学習によって習得、共通認識を持てるけど、文化の違いを知るのは難しいのでコミュニケーションが大事』とおっしゃっていました。最初は海外大変だな〜と思っていたのですが、私たちの作るウェブサイトを使う方は、少なくとも自分とは違うバックグラウンドを持っているはずなので、(スケールの差はあっても)人ごとではないなと思い直しました。相手の文化や状況を理解する必要があるのは、今回のセミナーでYATさんも仰られていましたね。
制作費の算出方法のお話も非常に興味深かったです。YATさんは『情報設計費』『ディレクション費』『設計費』など細かく項目を分けて見積もりを出し、Manaさんは自分の時給を決めて算出しているそう。
日本では、後出の仕様変更があっても料金も納期も変更なしで対応を要求されることがままあるようですが、海外ではそのようなことは少ないとのこと。私も"なかなか終わらない案件"にしてしまい、ちゃんと仕様を決められなかったことや、そこで合意をきちんと取っていかなったことを反省しています。お客さんも、自分も満足するには、下記の最後に仰っていたメッセージを自分の力として身につけて行くことが大切だなと感じました。
どういう風なテイストがいいのか?どういう人をよびたくて何がしたいか?
自分だけが考えるのではなくて、お客さんと一緒に
それを形にするサイトを考えていく。なぜ流行りを選択するのか・しないのか、それを選ぶ力を養う。
自分で考えて作り出すことができるようになる。(YATさん)
なぜ、そのデザインになったのか?プレゼンできる能力を身につけることが大事。(Manaさん)
まとめ
全体を通して、デザイナーとして身につけるべきポイントが散りばめられていました。
今回はフォローアップだけの参加でしたが、お話を聞けてとても良かったです。
YATさん、Manaさん、運営もみなさんありがとうございました。
フォローアップ動画に対する私の熱い思いはまた次回の投稿でお伝えしたいと思います!